誰もが学校で習ってきた水の分子式は「H2O」ですが、身の周りには純粋な「H2O」は存在しません。なぜなら水には 色々なものが溶け込んで「水溶液」の状態になっているからです。私たちが飲んでいるミネラルウォーターやコーヒー、ジュース類、料理や洗濯に使う水道水も全て水溶液です。
私たちの身体は約70%が水で出来ています。
人間は1日でも水分を取らなければ脱水症状を起こし、数日摂らなければ命の危機に瀕します。身の周りに存在するもので水がゼロのものは存在しません。どんなに乾いて見えるものでも必ず水を含んでいます。 このように大切な水ですが、不思議なことにあまり重要視されていないと考えざるを得ません。
その証拠に義務教育ではもちろんのこと、高校や大学でさえも授業で教わることはありません。水と密接な関わりがあると考えられる医学や薬学、調理や料理、農学や生物学でも具体的な水の話は「精製水」や「生理食塩水」ぐらいなのが実情です。
我々と密接な関わりがある、生物や地球について必要不可欠な「水」という視点で考えることで新しい何かが見えてくる可能性が大いにあります。
それが『ウォーターデザイン』の基本理念です。